American Beauty
うーん,オスカーを取ってるとかいう宣伝文句のせいか過度に期待しすぎたかなあ.あんましおもしろくなかった.アメリカ現代社会が抱える問題点を描き出したってところがこの作品のアメリカ内部における評価の高さにつながるんだろう.冷たい家庭,非人間的な仕事,子供の性,ドラッグ.出てくるものを箇条書きにすると現代社会の問題を扱っているのがはっきりわかる.
でも,社会問題を呈示するんだったらドキュメンタリーとかで充分なんだよなあ.つーか,そっちのほうが迫力も説得力もあるでしょう.フィクションとしての映画には,映画だからこそできることをするべきではないのかなあ.価値観を激しく揺さぶるようなメッセージを出したり,現実では見せることができない現実感のあるおとぎ話でうまくだましてほしいですね.この映画にそういうところをわたしは充分感じられませんでした.
なんか矮小化した現実を見せられてるだけのような気分.
今日のお仕事
- 旅行関連事務
- バイアス実験地味に進行中
- PSE論文少しだけなおす