息抜きの効用

ようやく出張より帰って参りました.実はもう少し早く帰っていたのですが,気候の変化などにやられまして風邪をひいてしまいました.今日から本格的に復帰という感じです.

一応,データを取ったり研究打ち合わせをしたりという出張なのですが,それはそれとして暖かい東や北への出張なので,仕事以外にもまあほどほどに楽しませていただきました.

で,こうして仕事プラス息抜きみたいな2週間を終えますと不思議とやる気が出てくるんですね.風邪で多少出鼻をくじかれましたが,今は出張前の1ヶ月くらいの停滞期を脱した感があります.ブログには書いていませんが,そのころは,出てくるデータもいまいちだし,次の構想へのおもしろいアイデアは浮かばないし,でかい話を想定した論文は小さくまとまっちゃうし,でかく出てみた話はリジェクトだしで,うまく歯車が回っていない感じでした.

出張先で(少し)遊んだリフレッシュ効果なのか,打ち合わせで普段と違う視点からの示唆を受けた効果なのか,はたまたその両方なのか,ともかく出張から帰って仕事にかかると大分事態が好転しました.自分としてはしばらく楽しめそうなアイデアも出ましたし,手堅そうなデータも得られました(これは出張中の成果).

根を詰めて作業を続けていると少し摩耗します.今回は摩耗しきるまえにそこから少し離れることが偶然できました.そして,のんびりしたり,いろいろな刺激を受けた結果,作業に戻ったとき,なぜか新たに闘志というかやる気がわいてきたのです.なんつーか,メラメラと「やるぞー!コラッ!」という感じで立ち上ってきたものがありました.

オーストラリアの人は1ヶ月くらいの休暇を平気で取りますが,こういうメラメラと出てくるやる気も息抜きの効用なのかなと思った次第です.