'We have disrupted a large-scale attack' theage.com.au

本日のトップ記事.新聞,テレビともこれ一色です.メルボルンシドニーをターゲットにした大規模なテロの計画を警察が事前に阻止したという話.まあ,事前に阻止されたこともあり,一般市民はそれほど恐慌を来しているわけではないですが,やはり漠然とした不安がかなり現実味を帯びてきたことをひしひしと感じているようです.また,オーストラリアがこれまでのテロのターゲットになったことはないこと,このテロの背景に人種間の軋轢があることが,今後,オーストラリアにおける多文化主義政策に,悪影響を与える可能性を危惧する向きもあるようです.

例えば,アメリカでは9.11以降イスラム教徒への迫害が起こっています.そうならないと良いのですが.

以前,テロの予告について取り上げたとき(9/14のエントリー)は,「そんな脅しに乗ってられっか」,とか予告に対し「こんなちんけで目立ちたがり屋の下っ端構成員がいうことを いちいち真に受けてられるか」などと威勢のいいことをわたしは書きました.しかし,危機が現実に迫っていることはきちんと認識しなければならないようです.当時,予告はホラで,テロは起こらないと思っていましたので,自分の認識の甘さは自覚しなくてはなりません.

また,わたしが感じていた「メルボルンは比較的健全なコ ミュニケーションが異教徒間,人種間で成立している」という部分も,テロの計画を抑止するには充分ではなかったようです.

でもまあそれはそうとして,テロごとき,いちいち怖がってられるかってんですよ.損害を受ける確率からしたら,多分交通事故の方が危険でしょう?人を怖がらせるのが,そして,人種間の緊張をさらに高めるのが,テロの目的です.そんな思惑に易々乗ってたまるかつーの.

というわけで,人種間の融和を目指すべく,今日はレバノン料理を昼に食べることにします.