不細工な友情

不細工な友情

不細工な友情

お互いが必要とし,尊重もしてるのに,嫌い合ってる.そういう不思議で複雑な感情ってのがある程度濃い人間関係にはかならず出てくると思います.人間って単純じゃないですからね.その複雑な感じをすごく的確にしかもユーモラスにとらえています.ホントにおもしろい.

わたしとは完全に同世代なので,いろいろ共感できるところもあります.大学入学時のエピソードなんかは完全にシンクロする部分もあります.ただやはりいろいろ立場は違うので,同じものを違う視点から見ていることがわたしにとってはかなり興味深いです.サークルの新歓コンパの話,大学デビューを画策する話おもしろかった.W浅野のゆう子のほうを目指して紺ブレを着たという大久保の発言や,ソバージュをかけて髪の量が3倍になったという光浦の発言はデジャビュを見るようでした.あと,「だしょ?」って相打ちをうつ奴とか.うーん,哀しくもありそこはかとなくおかしくもありといったところでしょうか.

同世代には抜群にお勧めです.もちろん別の世代にも.