Amistad

 英語の学習と称して,大学の図書館で借りられるDVDを家に持ってかえって見ています.好きな作品を観るというより,とりあえず有名で英語字幕の付いているものを観るという感じです.

 内容はリンク先に書いてあるとおり,アフリカから奴隷として売買されるために拉致された人々を清く正しいキリスト教徒のアメリカ人がどのようにしてアフリカに帰したかというはなしです.

 なんつーか非常に空々しい.アフリカで拉致をするのは現地の人間,船で運ぶのはポルトガル人,奴隷市場で奴隷を買うのはスペイン人,そして公正な裁判をしてあわれなアフリカ人被害者を救うのは「アメリカ人」てなぐあいです.史実としてはその通りなのかもしれませんが(本当のところは知らない),こういう題材を選ぶまっすぐな自己正当化がいやだなあと思います.
 
 技術面は非常に良くできていると思います.盛り上がるところは盛り上がるし,映像にも迫力あるし.さすがスピルバーグとも思います,でも,最後のHopkinsの演説は,やっぱ,上の状況を考えあわせるとしらじらしい.まあ,歴史の時間は独立戦争のことばっかりやってるアメリカ人には盛り上がるところなのかもしれません.

今日のお仕事

  • 注意と同時性実験プログラムコードのつづき
  • ethics application を書く
  • 研究費に関する事務処理を依頼
  • ERの論文を1つよむ.
  • 査読に対する対処方針を書く.追加実験詳細以外は済み.追加実験がやや難しい.