メルボルンはおいしい(1)

 「メルボルンには世界中のうまいものがある.」

いままで何回かこのフレーズを聞きました.メルボルンは移民の街で本当に様々な国から来た人たちが住んでいます.英語以外の言語が聞こえてくることは日常茶飯事です.
 
 本当に多国籍で,イタリア人,ギリシャ人,インド人,中国人,ベトナム人,マレーシア人などなど様々な人が住んでいます.このあたりの民族は本当に多く,街のいたる所にこれらの国の料理店があります.もう少し人数が少ないところでは,ロシア,タイ,韓国,日本,メキシコなどなど,これまた決して少ない数の料理店があります.多くの料理店では,それらの国から移民してきた人が現地の味そっくりか,すこしオーストラリア風にアレンジを加えておいしい料理を提供しています.価格が安いためか,本場の味が気軽に楽しめるためか,メルボルンのひとびとは気軽に外食を楽しみます.家族連れで賑わうレストランはたいていとてもうまい.

 イタリア料理ならLygon Street界隈, ギリシャ料理ならFitzroyあたり,ベトナム料理ならRichmond のVictoria Streetなどシティ周辺にはそれぞれの民族が集まった地域があり,レストランは選り取りみどりです.

 うれしいのはシティだけでなくシティからすこし離れた地域にも美味しい店がたくさんあることです.しかも安い.近所の人と世間話をしながら,新しい店を発見することもしばしばです.わたしが最近ためした範囲では,スリランカ人お墨付きのスリランカ料理や,韓国人お墨付きの韓国料理はべらぼうにうまかった.マレーシア人が教えてくれたラクサも癖になりました.教えてもらうだけなく,先方から日本料理のおいしいレストランを聞かれることもあります.実は日本料理を食べに出ることは,全くないのですが,比較的評判の良い知り合いが働いている店を紹介することにしています.

Take awayは家族の味方

 メルボルンでは,たいていのレストランでお持ち帰り(take away)が可能です.配達してくれるところも多いです.しかも,持ち帰れるメニューにほとんど制限はありません.わたしは韓国料理店であつあつできたてのサムゲタンスープを持ち帰ったことがあります.鶏を丸ごと煮込んだ見るからにコクのある白濁したスープ.朝鮮人参やニンニクなど滋養にも良いものがふんだんに入り,なおかつうまい.ニンニクの刺激的な香りが食欲をそそる一品でした.
 子供が小さく外食は大変という家庭にとってtake awayはホントにうれしい存在です.オーストラリアのレストランでは,子供の入店を断られることはほとんどありません.それでも油断をすればお皿をひっくり返す乳児をつれた外食は厳しいものがあります(まあ,みんな子供にはやさしいですが).
 また,take awayですと,店で頼むのと違い,ちょっとためしに1品だけ買って帰ることもできます.おかずが一品でも増えるとたいそう豪華になりますし,おかずだけ買ってご飯を家で炊くと安上がりです.ためしに買った1品がなかなかだったら,次はもっといろいろためしてみたり,実際に行って食事をしたりしています.
 わたしが,わりとよく利用するのは中華/ベトナム系料理店のアヒルや鶏の丸焼きです.半羽(half)で価格は$10そこそこ(700-800円?).量は3-4人分あります.中国人,ベトナム人街でおいしそうな丸焼きが店先につるされていて,それなりに人が買っているところなら,まずハズレはありません.振りかけられたスパイスと香ばしい醤油の香り,そして程良く脂のおちたジューシーな肉の組み合わせは病みつきになります. 

 レストランだけでなく,市場やお店でも世界の食材が楽しめるのですが,それはまた改めて.

今日のお仕事

  • 注意と同時性判断プログラムバグ取り終了
  • 矢印実験プログラム,微調整
  • 注意PSE実験観察1回
  • Bの法則,関連論文詳読&斜め読み.KとLの論文は参考になる.Tcは課題,刺激が複雑なほど長い.reviewはPSとLがひいていたWあたりか.