ビザの取り方(3):手続きはどこまでも続く

これまで2回ビザに関してエントリーを書きました.

申請からおよそ5ヶ月.いい加減とれてもいいんじゃないかなと思っているのですが,まだとれません.遅いのでちょっと催促しようかと思ってメールをして見ました.

そうしたら,

あと警察証明と「Form 80」を受け取れば全部終了よ

という返事が返ってきました.やったー,先が見えたー,とも思ったのですがはじめて見る書類の名前が出ています.

Form 80ってなんだよ.今日はじめて聞いたよ.おまえ前々回の追加書類の指示のときも,前回の(おまえがなくして)追加書類が必要になったときも,そんなこと言わなかっただろう?まあ,そんなめんどくさい書類じゃないから,文句言わず書くけどな.

ってなかんじで申請からすでに5ヶ月近く経とうとしているのですが,ビザが発行されません.移民局の担当者はいい人で一生懸命なんですが,急に「公式のwebサイトの指示にはない」書類の提出を求めたり,日本からわざわざ取り寄せなければならない書類をなくしたりと日本の常識では考えられないようなことをやります.まあ,わたしも少し無理なお願いをしているので,しょうがないのかもしれませんが,まあちょっとびっくりするくらい自由に仕事をしてくれます.でも,書類はなくすなよな.

そんなこんなで時間がかかっているので,当然,昨年取ったビザは切れています.日本だったら強制送還ですよ.でも,オーストラリアでは,ブリッジングビザというものがあるので違法滞在にはなりません.

ブリッジングビザとは,そのとき持っているビザの期限があるうちに,次のビザを申請すれば,自動的にもらえるビザです.次のビザの申請が審査中の間はブリッジングビザでオーストラリアに留まることが可能です.永住権,市民権を持たないもののオーストラリア滞在には必ずビザが必要ですが,ブリッジングビザさえあればオッケーです.

この制度ってオーストラリア移民局の仕事のだめっぷりに由来するんだと思います.重要書類をなくしたりする機関で時間通りに事務仕事が進むわけないので,期限までにビザ発行なんてどう頑張っても無理なんでしょう.それをカバーする制度がブリッジングビザなのだと思います.

ま,これものんびりしたオーストラリアの良いところなのかもしれません.でも,書類なくすなよな(しつこい).

今日のお仕事

注意PSE実験,考察の構成を考える.
バイアス実験2地味に進行中.
AとTの論文を読む