メルボルン道路事情(3):ドライバーの特徴

やっぱり日本とオーストラリアではドライバーの特徴もだいぶ違います.

下手な人,不注意な人が多い

 車がないと生活できない地域が多いためか,抜群に下手な人,全くまわりを見ない人がかなりいっぱいいます.何も見ずに車線変更してあたり事故なんてのはしょっちゅうです.きちんと数えているわけではないですか,月に何回かは大きな事故を目にしますから,下手な運転,不注意運転が原因の事故はけっこう多いと思います. わたしなんかこの間右折するときに,赤信号をブレーキなしで突破してくる主婦の車に唖然としましたから.わたしの方は右折の青信号だったので,向こうの完全なミスだと思います.もうこれ以上の事故はウンザリ.そういえばこの間車線変更の際,自分の左前の車にゆっくりぶつかっていく車も見ました.ほんともうマジであり得ないことが起こります.
 下手な人が多い理由は,運転する人の割合が圧倒的に多いこと,外国の免許が比較的簡単に書き換えられること,年齢を経てから運転を覚えることがあること(途上国からの移民で特に女性の場合),運転免許の試験がそれほど難しくないこと,日本と比べ講習が組織だっていないことなどが考えられます.やはり一番の原因は,運転する人の割合が圧倒的に多いことだと思います.例えば,90歳近くのおじいさん,おばあさんでも,買い物に行くときは自分で運転します.
 あ,でも,縦列駐車とかはうまい人多いです.

制限速度を守る.ただし,制限速度で走る

 隠しカメラがそこら中にあるので,みなさんは制限速度はきちんと守ります.3-5kmオーバーでも違反で切符を切られますので,スピードオーバーには要注意です.
 みなさん制限速度は守るのですが,おもしろいぐらい制限速度きっちりで走ります.
 日本に比べると制限速度に無理はなく,都市部で表示がない住宅街の細い道は50km,普通の道ならたいてい60km,少し大きくなって3車線くらいあると70-80km,田舎や高速道路(フリーウェイ)は100kmという感じです.登下校時の通学路や人通りの多い商業地域は40km制限となります.

比較的寛容

 車線変更の割り込みなどでわりとみなさんやさしく入れさせてくれます.後ろから車間距離を詰めてきてあおるようなこともあまりありません.ただし,これはこちらの習慣に則って運転している場合で,妙の遅いスピードで走っていたりするとあおられたりします.
 親切にしてもらった時のお礼は手を挙げることでその気持ちを示すことが一般的です.ちょっと迷惑をかけたときも,やはり手を挙げます.ハザードランプをつけて挨拶することはこちらではありません.